ふとCode for Miyazakiというのを思い出して、AI(Claude)に調べてもらいました。概ね間違っていないと判断して公開していますが、もし、事実と異なる部分があれば、ご指摘頂けると嬉しく思います。
データが整っているところはAIと協業して、これまでだと費用対効果の面で民間ではとても手が出せなかったニッチなニーズに応えられる情報やアプリの提供が可能になるのではないかと考えていて、その導線を描いてもらった格好です。
(以下は、AIが執筆した文章です)
宮崎県は、BODIK(ビッグデータ&オープンデータ・イニシアティブ九州)が運営する共通プラットフォーム「BODIK ODCS」を通じてデータを公開しています。このプラットフォームは、15府県・329市町村を含む全国344の自治体が利用しているオープンデータ連携基盤です。宮崎県のカタログには、現在484件のデータセットが登録されています。
ライセンスは多くが CC BY 4.0(クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際)で、出典を明記すれば商用利用を含めて二次利用が可能です。公開分野は、健康・福祉、教育・文化、社会保障・衛生、司法・安全・環境、国土・気象、農林水産業、行財政まで幅広く整備されています。
人気の高いデータセットには、たとえば次のようなものがあります。
防災・治安・福祉といった、生活に直結する分野のデータに関心が集まっていることがわかります。
カタログでアクセスが最も多いのが「津波浸水想定(南海トラフ巨大地震等)」です。令和元年版・令和7年版の2バージョンが公開されており、最新版は2025年11月に更新されました。10m×10mメッシュの高解像度GISデータで、宮崎県総務部危機管理局危機管理課が作成しています。このデータのダウンロード数を、カタログ上の実数で示します。
合計459回ダウンロードされており、防災データとして一定の需要があることが確認できます。一方で、同じデータについてカタログに記録されている「いいね」は2件、「利活用事例」の登録は0件です。
なお、利活用事例の登録が少ない傾向は津波データに限らず、宮崎県のカタログ全体に共通して見られます。BODIK ODCSには、データ利用者が活用事例を報告し、提供者がそれを評価する「フィードバック機能」「課題解決認定」機能が用意されていますが、宮崎県ではまだ活用の記録が蓄積されていない段階にあります。
利活用が活発に進んでいる自治体と比較すると、宮崎県の現在地がより明確になります。代表例が福井県鯖江市です。
鯖江市は、日本の自治体として初めて行政データのオープン化に取り組んだ「データシティ鯖江」で知られています。市が公開したデータをもとに、消火栓の位置(市内約2,600カ所)を地図表示するアプリ、コミュニティバスの現在位置をリアルタイムで確認できるアプリ、公衆トイレまでの徒歩ルートを案内するアプリなど、約120のアプリが開発されたと報告されています。自治体として初めてW3C(Web標準化団体)に加盟し、2024年には民間企業との共創で「鯖江市オープンデータダッシュボード」も公開しました。
この鯖江市の取り組みが契機となり、福井県全体にオープンデータの活用が広がりました。福井県は公式サイトで、県内データを活用したアプリ事例を継続的に紹介しています。店舗を営業時間・定休日を考慮して地図検索できるアプリ、避難所を表示するアプリ、ゴミの分別ルールや収集日を通知するアプリ、水害シミュレーションができる防災アプリなどが公開されています。
両者に共通するのは、次の3点です。
つまり「公開する」段階から「使われる」段階へ橋渡しをする仕組みが、継続的に機能しているといえます。
同じ頃、GIS(地理情報システム)の分野では、より専門的な文脈でオープンデータ活用の蓄積が着実に進んでいました。OH3Labが開発する「OH3(Open Hinata 3)」は、その代表例のひとつです。名称に含まれる「日向(ひゅうが)」は宮崎の旧国名であり、この地との縁を感じさせます。
OH3はブラウザベースのGISワークスペースで、インストール不要でShapefile、GeoJSON、KML/KMZなど多様な形式のデータを扱えます。宮崎県の津波浸水想定データはShapefile形式で提供されており、従来はQGISなどの専門ソフトが必要でした。OH3を使えばブラウザ上で直接開き、地価・用途地域・人口データなど700種のレイヤーと重ね合わせることができます。さらに10種のAI分析機能を内蔵しており、データの解釈・比較・可視化をブラウザ上で完結できます。
「第3世代(Gen 3)」を意味する名称が示すとおり、現在の機能は試行錯誤を重ねた成果です。GIS×オープンデータの組み合わせを非専門家が使える形に落とし込む取り組みが、長年にわたって積み上げられてきました。不動産・防災・測量・教育など幅広い分野での活用を想定した設計は、宮崎県のオープンデータが対象とする利活用領域と大きく重なっています。
宮崎県でも、データの公開そのものは継続的に進んでいます。2026年に追加された新着データセットを示します。
2026年3月公開の「洪水浸水想定区域図」は、最大規模・計画規模の両パターンが同時に公開されており、気候変動への対応という観点で実務的な需要が見込まれます。2026年2月の「基準水位予測」は、津波浸水想定データと組み合わせることで、地震発生から浸水に至るシナリオ分析に利用できます。データの供給は、着実に進んでいるといえます。
先行事例とOH3の登場は、オープンデータをとりまく環境の変化を示しています。
これまでオープンデータの活用には、技術的・コスト的なハードルがありました。GISデータを扱うには専門ソフトと習熟が必要で、アプリ開発には相応の費用がかかりました。その結果、大きな需要が見込める分野でなければ民間が参入しにくく、ニッチなニーズは後回しになりがちでした。
しかしOH3のようなブラウザベースのGISツールは専門知識の壁を下げ、AIとの協業はアプリ開発や情報整理のコストをさらに圧縮しています。データが整備されているところでは、これまで費用対効果の面で手が届かなかった領域でも、情報やアプリの提供が現実的な選択肢になってきました。
宮崎県のオープンデータには、この変化に応じられる素材がそろっています。高解像度の津波・洪水浸水想定、内水面漁業の実績、基準水位予測——それぞれ防災・住まい選び・一次産業といった、規模は小さくとも確実にニーズのある分野のデータです。
AIを組み合わせることで現実的な射程に入ってくる活用例として、次のようなものが考えられます。
いずれも、これまでは開発コストの回収が難しく民間では手が出せなかった用途です。しかしデータが整い、GISツールとAIが揃ってきた今、「ニッチなニーズに応える」という選択肢が現実的なものになりつつあります。
宮崎県のオープンデータは、量的な整備が進んだ段階にあります。484件のデータセット、二次利用可能なCC BY 4.0ライセンス、南海トラフ地震を見据えた高解像度の防災データがそろい、2026年も新規公開が続いています。
「公開する」から「使われる」への橋渡しについては、福井県・鯖江市の事例が活用事例の可視化と官民連携の重要性を示しています。そしてGIS分野では、OH3(Open Hinata 3)のようなブラウザベースのツールが、専門知識なしにオープンデータを地図上で扱えるインフラをすでに実現しています。
この流れにAIが加わることで、もう一段の変化が起きています。データが整っているところでAIと協業すれば、これまで費用対効果の面で民間では手が出せなかったニッチなニーズに応える情報やアプリの提供が、現実的な選択肢になってきました。鯖江市が「公開する→使われる」の先行事例となったように、宮崎のデータ・ツール・AIが揃ったこの環境から、「使われる→AIで届ける」という次の段階の事例が生まれる余地は十分にあると考えています。
データ出典:宮崎県オープンデータカタログサイト(BODIK ODCS)/津波浸水想定データ:宮崎県オープンデータ(CC BY 4.0)。宮崎県の数値は2026年6月時点でカタログから取得したもの。鯖江市・福井県の事例は各自治体および報道の公開情報に基づく。OH3(Open Hinata 3)の情報はOH3Labによる。