選挙が近いので意識的にというよりは、YouTubeでどんどん流れてくるから、って部分が大きいのですが、チームみらいの活動が面白いなぁと観ています。
社会"保険"とか"受信料"とか色んな名前はつけるけど、実質、税と何が違うの?みたいな素朴な疑問をちゃんと疑問として考えた上で、どうすれば公平にシンプルにできるか、みんなで考えましょう。という基本姿勢がすごく好きです。「XX円の壁」みたいなのも、100年前の電子計算機がなかった時代には仕方がなかっただろうけども、今はもっと多数の引数をとる関数を定義して算定することで、壁のない滑らかな曲線として税額や給付額を決められるはずじゃない?というエンジニア目線の提言も。
別の党ですが、猪瀬直樹氏の医療費削減に関する話も面白かったです。どこにお金(利権)が流れてるのか、しっかり見定めてバッサバッサと改革をやろうとするのは痛快ですが、その過程で本来救済されるべき人も巻き添えを食う、というのはどうしても発生しそうな気がします。一方、今度の選挙に宮崎から初挑戦の立憲民主党の候補者の方は、「誰も取り残さない」が基本姿勢のように見えます(高額療養費の自己負担限度額引き上げに反対してました)。これもまた美しい理念で、社会とはかくあるべきだ、というのは理解できるのですが、単純に考えると次に来るのは増税(社会保険料の引き上げ)だよな…という想像もつきます。
しかし、お金の貸し借りなんて本来はバーチャルなもので、それこそ上記のようなエンジニア気質の政党が躍進して、現行のシステムのバグ…否、時代に即さなくなった部分を一つずつメンテしながら、滑らかな社会構造に変えていくことを同時に進めれば、ひょっとしたら、本当に誰も取り残さないし、そのために誰かに負担が集中してしまう、ということも起こりにくい社会に移行できるのかもしれません。