最近触っている2つのフレームワークについて(とても個人的な)所感。
*** Ruby on Rails ***
水曜日に簡単なプロジェクトを立ち上げてみよう!というハンズオンを実施しました。こちらの準備不足と言われてしまえばそれまでで、言い訳ぽくなってしまう部分もあるのですが、rails new
までの道のりが意外に長い(^^; (今回は homebrew, rbenvを利用) Dockerもコンテナに対する知識がないとハマりどころは沢山あるし、GitHub Codespaces だとお金かかりそうだし…
scaffoldを作ってモデルやビューをカスタマイズするところで rails way に乗れたら最高なんですが、最後にやっぱり悩むところがデプロイ先。kamalがデファクトになっていくのか?というのは、まだちょっと慎重に見極めたいと思っています(結局、dockerを諦めたのと同じとこにハマりそうで…)。
ウェブアプリ構築から長期の運用まで全体的に見ると、PHPの方が楽かも…と思うこともあったものの、結局、Rails一本でやっていこうとしているのは、中盤戦、つまり、とりあえず運用に乗せて使いながら改良していくフェーズのフットワークの軽さがあるからだと認識しています。ActiveRecordを中心としたフレームワークの柔軟さとそれを支えるRubyという言語の大らかさが随一で、上のような多少の不便よりは全体的なメリットが上回るという判断です。
この前後のややこしさを埋める何かを見つける、あるいは作る、ってところに注力しようかと考えています。
*** Wordpress ***
6年前にこの日誌を引っ越した時には、(wordppressを活用した)提案は続ける、と書いているんですが、その後、どちらかというと業務系の仕組みの受注の方が多かったこともあって、新規にwordpressを立ち上げることは全くありませんでした。とはいえ、既にwordpressで動いている仕組みの引き継ぎの話は、この後、幾つも頂くことになります。
これはwordpressが悪いというよりは、メジャーになってしまった宿命だと思うのですが、兎に角、狙われます。新しいサイトを立ち上げてアクセスログを取り始めるやいなや、あっという間に wordpressの脆弱性を狙っているんだろうと思われるアクセスが世界各地から飛んできます。実際、やられてしまっているケースもちらほら見聞きします。
データベースも使うし、ローカルフォルダへのファイルや設定の保存もあったり、実は高度なサーバ管理の知識が必要にも関わらず、インストールに関してはボタン一発(に近いくらい簡単に)できちゃうのが逆に仇になっているような気がします。よく分からないまま複雑・高機能がサービスが立ち上がってしまうので、その後のメンテナンスに苦戦する、という図式ができがちな気がしています。(おかげでwebエンジニアが食いっぱぐれない…という側面もあるかもしれませんが…)
そもそも、wordpressで立ち上げているサイトのほとんどが実質的な更新者が少数(1名~せいぜい3名体制くらい)なんじゃないかと思います。そうすると誰でもアクセスできちゃう位置にこれほど高機能な更新の仕組みは要らないんじゃ、と思ったりします。往年のDreamweaverとかHomepageBuilderみたいな方式の方が実は良かったんじゃ…という気がしてきます。