DX化の行方

2024-03-09 日本語 /posts/2024/2024-03-09-roombas.jpg

ビジネスロジックをとことん簡素化して、本当に必要最低限のコミュニケーションだけにすると、要らない仕事って相当あって、それらを削ぎ落とすととても身軽になれるだろうな、と感じる場面が多々あります。ただ、何が本当に要らないのか、外から見極めるのはほとんど不可能に近いくらい難しい、という問題はあります。唯一(というか最も高い精度でその答えを知っている)、当事者は、それが給与や報酬(つまりは生活)と紐づいている以上、そんな自分の首を絞めるような最適化を進んで実行するはずもありません。

とても賢い人が沢山集まっていそうな組織ほど鈍重に見えるのはそういう事情が大きいのかなと推察します。誰が悪い、とかじゃなくて、自然の法則に近い成り行きでそうならざるを得ないのだと思います(仕事を早く終わらせても、細部に突っ込まれたり別の仕事を任されるだけだったら、なるべくゆっくりやって残業代もしっかり貰う方がお得です)。

…と自分に言い聞かせつつ、今日も見積書の体裁を画像処理ソフトで手直しするという作業を早朝から。ま、自分くらいの年になると、あらゆる想定外に対応できるスキルセットを持ってるからどうとでもなるんですけどね!とか悦に浸りながらでないとやってられません(笑)

話は変わって、昨日はコワーキングに設置したRoombaを世代交代しました。しょっちゅう障害物に激突したり変なもの吸い込んで手間のかかる旧式が新しくなるとどのくらいパワーアップしてるのかな?という検証目的で新型をレンタルしてみました。買うと20万弱くらい、レンタルで月額4000円ほどです。「高い」と見る向きもあるようですが、つい人件費と比較しちゃう経営者目線だと「とても安い」ですよね。。人も機械もどっちも得手不得手あって、一概にどっちが勝ちと結論づけるものではないのですが、そういう比較をされがちな領域に居座るというのは長い目で見ると得策ではないな、と感じるところです。

なんとなく自分の居場所を守るつもりで効率の悪いスタイルに固執してると、その周辺環境まるごとロボット(AI)に掻っ攫われて無くなる未来が現実味を帯びてきている気がします。