「フリースクール等の民間団体・施設との連絡協議会」というものにご縁があって参加してきました。
初めて知ったことが沢山あって非常に勉強になりました。年間30日(月当りで2,3日)休むと不登校扱いになるとか、年々その該当者が増加傾向にあるとか、国の方針が以前の学校復帰から「社会的自立」に変わっているとか。普段から携わっている人から見たら常識なのかもしれませんが、やはりこうして情報を取りに行かないと全然見えて来ないものも色々あるなぁ、と改めて感じます。
行政が把握してる不登校の原因やフリースクールの数が非常に少ない(そして安定しない)という状況もあるみたいです。
そんな感じの連絡会のなか、ほとんどスキップされてしまったICT活用に関する話題なんですが、ここにまさに「社会的自立」を促す活路がありそうな気がします。教科書とノートをどうやってデジタルに置き換えるか、というレベルのICT活用ではなくて、そもそもこれからの社会の中で、より多くの人を幸福にするために、どんな学びが必要か、そんなレイヤから思考できるようになっている子どもたちが宮崎にもいます。ICT技術に詳しい人ほど、発表の内容を見て驚くと思います。本当に凄いです。
凄すぎて付いていけないので、大人は見守ることに徹したら良いんじゃないかな、というのが今の自分のスタンスです(もちろん探せばやるべきことはあるはずなんですが、今の自分の力量でのベターな方策として)。そして冒頭の逆で、我々が普段当たり前に使っている彼ら彼女らと対話するときに使うITCのツール(というか数多あるソフトウェアを使い始める際の構え方)なんかを、まだこれから学び始めたいという子たちにも教えてあげたら、それはそれで一つのよい循環が作れるのかもしれない、なんて思いました。