2023年9月3日

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LINE経由で義祖父の訃報が届きました。もう90歳を超えていらっしゃったのですが、直前までお元気で、つい先日も息子にお小遣いを頂いたところでした。

現代社会は生(誕生)と死が隠蔽されている、と言われることがあります。淡々と手続きが進んで、また、しばらくすると何もなかったかのような日常が戻ってきます。どれだけ近しい人が亡くなっても、何事もなかったかのように生活を続ける自分は凄く心が冷たい人間なのではないか…と不安に思っていた時期もあったような気がします。しかし、後から振り返ってみると、お通夜からお葬式〜にかけての一連の「儀式」が、遺された人たちがまた元の生活に戻れるようにと考えられて設計されたものなんですね。(仏教の話ですが)等差数列に配置されたリマインダが、忘却曲線を綺麗にトレースして楔を打ってくれます。