2021年の振り返り

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2021年末、社員がみんな長期休暇に入って閑散としたオフィスにて。

Jekyllはじめて1周年

Wordpressで時々書いていたブログをやめて、noteに移ってみたものの、なんとなく飽きちゃって(多分、思ったほど「いいね」がつかなくて意気消沈したんだと思います(笑))、同時に、技術系のメモも書き連ねときたいなと思って、このサイトを立ち上げたのが2020年の10月頃でした。Jekyllというシステムを導入したのですが、昔(10年くらい前)、自前で作ったHTMLのジェネレータとコンセプトが似ていて嬉しかったというのが大きいです。もちろん、Jekyllの方が断然高性能ですが(^^;

社員もある程度落ち着いてプロジェクトをこなしてくれるようになって、家族も増えて一人の時間がほとんどなくなって、毎日文章を書くという習慣が消えてしまいました。それ自体はとてもありがたいことなんですが、しかし、自分の記録ってものすごく大事なので、なんとか少しずつでも継続したいなと考えています。自分は、言霊という考え方を信じています。繰り返し言葉にしていると、それがいつの間にか具現化している、という不思議な経験を何度も体験してきました。最初に言った時点ではどう考えても大風呂敷だったとしても、言葉が行動を変容させ、行動が環境を変えていくことによって少しずつ何かが変わります。

株式会社らしさ

年末に株主と社員募集の構想という文章を書きました。エンジニアの求人広告を頻繁に目にするようになって、単価も100万(月額)を超えるようなものがあったり、世の中バブルな印象が強まってるのですが、高単価の都市部に案件に人材を吸い上げられる地方の零細企業にとっては、いつみんな居なくなっちゃうんだろうと戦々恐々な訳です。自分自身も会社を畳んで、就職活動した方が多少は稼げそうな気もしますけど、正直、今更第一線で活躍できる自身はなく、ある程度のお給料(役員報酬)である程度の仕事を頂きながら延命を続ける所存です。…という書き方だと全然夢がないとお叱りをうけそうなんですが、年収という軸以外の価値観を持って、かつ、信頼できて時に充実感をくれるコミュニティにこそ、閉塞感を打ち壊す希望があると考えています。

それで、せっかく15年も続いた会社だから、もうちょっと頑張って育ててみようと考えて冒頭の構想に至っています。あんまり派手には儲からないんだけど、堅実に色んな業種のクライアントさんと良い関係を維持していけるような会社を誰か一緒に維持していってみませんか、という募集をしてみたいなと考えています。財務諸表などをオープンにして、利益をきちんと分配できる仕組みの整備を進めます。

先立つもの(当面の給与の原資になる資金)が必要なので株式で集めようかと思ったのですが、税理士に相談したところ、配当がややこしそうだったので、違う方法を模索できないか検討中です。

SDGs

上の構想を進めるに当たって、売上(受託の案件)の確保が大事になってくるのですが、一方で、受託開発というスタイルをメインとする会社の存在意義にも悩みがあります。宮本武蔵の「無刀の境地」に例えるのはちょっとおこがましいかもしれませんが、業務改善のためのシステム開発であって、開発自体は目的ではありません。もう一段視点を移せば、そもそもあらゆる業務には、人がよりよく暮らすための、という別の目的があるはずであって、業務を効率化することすら目的ではありません。会社のビジョンを極めていくと、そもそもの存在意義に疑念が生まれてしまいます。タイトルにもあるSDGsもそうで、環境保護を極めすぎると、人類いらない、という結論に至ってしまうので、「持続可能な」という柔らかい表現になっているのだと思います。「持続可能な」省エネルギーの社会を目指してはいるものの、まだまだそれにはもう少し時間がかかると思います。バケツリレーをやって水を運んでいるところにホースを持ってくると、バケツを運ぶ人の雇用がなくなる!って大騒ぎしているような状況ですが、これはもうちょっと続くだろうと判断して、バケツの修理屋さんを営業している、そんなイメージで自社の役割を捉えています。

さて、来年は

色々、書き殴ってしまいました。推敲する前に時間切れなので、一旦ここまで!またじっくり形にしていきたいと思います。 来年、どこに力を入れていくかはまた日を改めて書くことにします。(これは振り返りの記事のつもり)