かなたのひと 第6号

2024-06-12 日本語 /posts/2024/2024-06-12-kanata-no-hito.jpg

やっと読了。冒頭にも書いてありましたが、かなりボリュームのある巻でした。寄稿者のレベルが高いのか、暗躍する編集者がいるのか、どれもこれも読みやすく面白いです。

いろんなやつがいて、いろんな色を持ってて、いろんなそれぞれの正しさがあり、それが集まってみんながいる。みんなを一色にしてはいけない、と僕は思ってます。

古くから麻を作ってきたんだけど、明治になって国の政策で米に転換する。そして長い時間をかけて山腹用水路をつくってきたんですね。

教科書には載らない、声低く語られてきたおびただしい民衆の歴史というものがあって、じつはこっちのほうが地層は深いわけでしょ。

高千穂神社の後藤俊彦宮司より賜ったそのときの言葉が、いつも私の胸にあります。「高千穂の山々、川々の隅々まで、皆さんの願いはきっと伝わります」

ふと、目には見えないけれど、わたしたちを見守り支えてくれている存在を感じることがある。ここはまちがいなくわたしが帰る場所なのだ。

「ブッダが言ったんだ。持っている者が与えなさい、と」

「私たちはカルムイク人です。空と大地を故郷とする者です」

せめて自分たちの身のまわりだけでも平和状態を維持し、支配されず、他者を攻撃せず、公平と平等の違いをしっかりと認識して、自由と平和の維持を生存の要に置いて、同時にそれを抵抗の証しとすることです。(中略)「群れ」をつくって助け合い、ひとりひとり生存の中身の充実を図っていきましょう。