長男(4)と、夜な夜なマインクラフトで遊んでいます。平和主義者でサバイバルモードでは遊んでくれないんですが、クリエイティブモードの世界でブロック遊びを楽しんでいる感覚です。レゴブロックみたいにブロックが足りるかなと気にしたり、終わった後の片付けをしなくていいのが、とても楽!
昨夜は海外のYouTuberが作り方を公開していた家を途中まで一緒に作りました。動画の解説をふんふんと見るだけで、どのブロックをいくつ積んだらいいかすぐ理解するのがすごいです(親バカ)。特に屋根に使っている階段ブロックなどは、配置時にクリックする微妙な座標の違いで8通りの置き方が出来るので、大人でも最初は戸惑うのですが、何回か試行錯誤するうちにコツを掴んだらしく、すぐ出来るようになってしまいました。
一方、先日入院した父(74)とは、こんなことがありました。病室に携帯電話の充電器を届けたのですが、充電端子が Micro USB type B でした。上下に向きがあるタイプで、父が最初に差し込もうとした向きがたまたま逆でした。それで気づいて向きを逆にして差し替えれば良いのですが、ひたすら同じ方向にねじこもうとします。「向きが逆じゃない?」と言っても聞く耳を持たず、また同じ(間違った)向きに刺そうとし続けて、結局諦めてしまいました。視力・聴力の衰えも要因として挙げられるでしょうけれど、この2つの事例で自分が感じたのは「試行錯誤」の圧倒的なスピード感の違いです。
UI(user interface)デザインの観点からは、Type-C のように、そもそもどちらの向きでも差し込めて動作するように進化するのが望ましい、という結びになるのかと思いますし、そう遠くない将来、自分も歳をとって父の側になることを考えると、そうであって欲しいと思います。しかし一方で、老人が多数派になってしまった国で、これから育つ若い子たちは、どんな立ち振る舞いをするのが正解なんだろう、と考え込んでしまいます。