「4が3つだと12だよねぇ」
おお?4歳の息子が急に掛け算の話をしてきました。ちょっと面白がって「じゃあ3が4つだと?」と尋ねると、しばらく「うー」と考えて「おなじじゃん!」と。
4年前に初めてこの世界を見て、言葉を理解したのもついこないだなのにもう数の概念を身につけ始めてます。ちょうど子育てを始めた(再開した?)時期とAIのニュースが次々に世にで始めたタイミングが重なっているせいで、双方の成長がオーバーラップして見えます。生成系のAIが言葉を巧みに操り始めることで現実世界との接点が急速に増えます。そうすると次に獲得すべき能力がまた見えてきて、その分野でできることが一気に増えるはずです。今のAIも計算は苦手ですが、自分自身が計算機の上に乗っかって動いてることに気づけば、あっという間にそれを「使って」計算をすることを覚えるのではないでしょうか。機械の操作も、フィードバック機構と連結した瞬間から、とんでもない速度で学習を進めるはず…。
子育てもそうですが、瞬間を切り取って評価していると本質を見誤ります。成長と失敗の波の漸近線がどっちを向いているか、大局観を持って見守る必要があります。