インターネット上にあらゆる知識が点在していて、それこそ学校のカリキュラムで学ぶようなことは、通信講座でほとんど習得ができてしまいます。某オンラインサービスをちょっと覗かせて貰いましたが、教えるのが本当に上手な講師が丁寧に解説してくれていて、さらにテキストも連動して表示されています。理解ができているところは早送りなりスキップすればいいし、分からなければもう一度再生することも簡単です。普通の教室だったら、数十人が精一杯ですが、オンラインなら何万人でも届けることが出来ます。コストパフォーマンスの差も圧倒的です。
とはいえ、だからといって「学校いらないじゃん」は極論すぎると思っていて、まだまだ必要な機能は沢山残っていると思います。「先に生きる」と書いて先生と呼ぶように、親以外の、ちょっと先に生きてきた人の背中を見ることには、若い人にとって色んな意味がありそうです(もう学校は先生や友達と雑談しに行くところに近くなりそうな)。
自分自身だいぶ歳をとったこともあって、先生と呼ばれてしまうことが多くなったので、自己弁護的なところもあるのかもしれませんが、先生だからって、特別優秀であったり人間的に完成されている必要はなくて、ただただ、生徒(あるいはセミナーの受講者)と「ちょっと違う目線で」対話ができる存在であればいいんじゃないかなと思っています。