令和3年度産業保健関係助成金につきましては、予算額を上回る申請があったことから、令和4年4月22日(金)をもって受付を停止いたしました。 また、令和4年度産業保健関係助成金の実施の可否については検討中としておりましたが、現時点において、実施の目途は立っていない状況です。 https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/1251/Default.aspx
助成金(バラマキ)に安易に乗っかろうとするとこうなります。というお灸を据えられた感じです。実施済み(費用は支払い済み)であとは申請するだけ、と思っていた矢先に門戸が閉じられてしまいました。もちろん、再開の可能性もあるみたいで、その時にはしっかり申請するつもりです。だから、文句を言いたいというよりは「こういう可能性も十分考慮に入れて、(丸々手出しになるかもしれないけど)それでもやるか?」をしっかり考えてから行動しましょう、という教訓だと思っています。
国や自治体の制度って、アメとムチの比率をよーく考えてあって、ときたまこういう厳しい目に遭わせてくるけど、結局なんだかんだと次のアメ(助成金)が準備されたりします。この絶妙な緩急によって、本来もっと自由に市場経済に居るべき様々な小規模事業者が皆、一様に政府の施策を気にして事業計画を作るようになってるんだなぁ、と最近気がつきました。
国から助成を貰えば実質タダで導入できるのに、わざわざ全額手出しする業者は少ないでしょう(今回みたいに、梯子外されて仕方なく、という以外)。サービスを提供する側にしても、助成金の要件に合致する範囲でメニューを作るので、どこも似たり寄ったりのサービス内容が出来上がります(もちろん、これは良い面もあります)。
この件に限らず、消費者も事業者も地方自治体も、揃って国の方を向いてお金が落ちてくるのを待ってるわけですから、そりゃ税金は安くならないよなぁ、と思います。