そろそろUbuntu 26か(もしくはDebian)に移行を進めるかーと思っていた矢先にConoHa VPSを触らせてもらえる機会があったので、恒例のベンチマークを実施(といっても前回は3年前でした)。
sudo apt install sysbench
sysbench --test=fileio --file-test-mode=rndrw prepare
sysbench --test=fileio --file-test-mode=rndrw run
2Gのインスタンスで以下の結果でした。
Throughput:
read, MiB/s: 8.76
written, MiB/s: 5.84
さくらのクラウドや、AWS (EC2 + EBS)と似たような感じなので、普通のウェブアプリをホスティングするには問題ないレベルだと思います。ディスクのスナップショットやイメージ作成などクラウドっぽい操作ができる代償と思えばトレードオフを容認できる範囲のはず。
一方(現在メインで利用している)さくらのVPSはこんな感じでざっと3倍速いです(メモリ2Gの似たプランで比較)。
Throughput:
read, MiB/s: 24.19
written, MiB/s: 16.13
安さと柔軟性のConoHaか、ディスク I/Oの速さでさくらか。当たり前の結論ですが、用途に合う方を選びましょう、ということになるかと思います。大量のCSVを読み込んで処理する弊社の基幹バッチの場合、ディスクアクセス速度がそのまま処理速度に効いてくるので、さくらがやっぱり魅力的です。
fioでも測ってみました。
sudo apt install fio
fio --name=fsync --rw=write --bs=4k --size=64m --fdatasync=1 --ioengine=sync
見るのは出力の fsync/fdatasync/sync_file_range の sync percentiles の部分です(clat はページキャッシュへの書き込み時間なのでディスクの速さはほぼ反映されません)。
| 指標 | ConoHa | さくらのVPS |
|---|---|---|
| 中央値(p50) | 2.61 ms | 0.22 ms |
| p90 | 4.29 ms | 0.40 ms |
| p95 | 5.47 ms | 16.9 ms |
| p99 | 10.0 ms | 21.1 ms |
| max | 105 ms | 163 ms |
| IOPS | 325 | 649 |
普段の速さはさくらが1桁速い(中央値で約12倍)一方、さくらは約6〜7%のfsyncが17〜22msに張り付く二極化した分布でした。ただし、さくらの方は稼働中のアプリがある状態で測っているので、テールはその影響もありそうです。ConoHaは全体的に遅い代わりにばらつきは比較的おだやか、という結果です。
傾向としてはsysbenchと同じくさくらが有利、という結論になりました。