AIと働く(その2)

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最後にメンテ(といっても起動時間を数分ずらすとか程度)したのが6年前(2019年)というシステムの改修に着手。Gitのリポジトリに入れたのが2012年ごろでそれ以前の修正履歴は失われているのですが、コメントに「Created on 2004/11/16」との文言が残ってました。20年もの…!

当時締切に追われながらコードはまとまりがないし、ドキュメントも散らかってたり更新漏れがあったりで、もうバラバラ…。それでもなんだかんだとパッチを当てながら動き続けて来ました。もう誰も全容を理解できないし、誰かに引き継がせるのも大変。もうリプレースしてしまうしかないよね、というレベルのプロジェクトでも、一言も愚痴を言わず、淡々と読み解いてくれる相棒が現れるなんて、ほんと全く予測していませんでした。

とはいえ、完全自動でなんでもやってもらえるほどには下地が整っていないので、時々、人間(というか私)による軌道修正が必要で、誰でも触れる、というところまでは行ってないのが、程よい参入障壁となりそうです(笑)

画像は全然関係なくて、こないだの皆既月食の前夜に撮った満月。月のクレーターの形を見て「兎が餅付きをしている」と発想したのは昔の人たちで、今となっては、ただのハルシネーション(妄想)だと誰でも知ってる訳ですが、それでも、それらの物語がベースになって伝承が発達し、脈々と受け継がれて、現代文明に繋がっていることを考えたら、今のAIが起こすハルシネーションも進化の必然なのかもしれません。

AIと働く(その1)
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