デジタル庁の地域幸福度指標(案)にCoderDojoとFablabの有無という項目があるよ、と教えて頂きました。
この2つがどうして指標に選ばれたのかな?というところまでは読み込めていないんですが、なんだかちょっとだけ分かる気はします。高度な技術や知識も高価な機材も「所有する」ことだけで幸福になれる人ってそんなにいなくて、それが誰かの役に立つことが本質的には一番なんじゃないかと思います。ひたすらお金に換える道もあるのかもしれませんが、そっちに進んだ先にあるのもさらなる「所有」であって、結局堂々巡りになってしまいます。
…ということに気がついた賢人たちが全国津々浦々に点在してて、(正直出来レース気味になってきた資本主義に乗っかるよりは)贈与と共有を軸に小さなコミュニティを作る方がコスパ良くない?みたいな感じで広がってるんじゃないかと勝手に想像して、宮崎でもCoderDojoを立ち上げました。お金を集めて経済を回す、っていう王道が下手くそだった負け惜しみもちょっと混ざってることは否定はしません(笑)
分配が可能なリソースはなるべく多くの人に行き渡るようにする、って理念はあるものの、実際にはそこに全く至れてないな、という思いもあります。自分や周囲(主に家族とか)に負担がかからないレベルでやる、つまり「頑張らない」というのもポリシーにしているからなんですが、ここでちょっと心配になってくるのは、後発で「CoderDojoやってみたい!」という人の邪魔をしちゃってないか、という点です。自分が始めた時には、たまたま宮崎にはその旗が立っていなさそうだったから手をあげたということで、ナワバリを主張したりするつもりはありません。理念に賛同して同じように始めてくれる人が増えたら良いな、と思います。なんなら誰かにバトンタッチしても良いかも、というとイヤイヤ続けてるように聞こえちゃいそうなので表現が難しいですが、楽しくやってます。でも執着はしてない、という感じです。今やってる会社に関しても同じこと言えたらいいなぁ、と思うんですが潔く勇退するにはまだ蓄えが足りないので、もう暫く頑張る必要がありそうです(笑)
fablabの方は私が主催している訳ではなく、場所をお貸ししている立場ですが、せっかくの機材がもっと多くの人の手に触れて、色んなものを生み出してくれたらいいなぁと眺めてます。
冒頭の資料のリンクを紹介するだけのつもりが、思いがけず長くなっちゃいました(^^;