タイトルだけなんだかやたら固くなってしまいましたが。。
たとえば、60Km/h制限の道路なんだけど、70Km/hで走ってる人はそこそこ居るみたいな道路があっても、「ここは見通しも良いし、歩行者が飛び出すようなポイントもないので制限を緩めましょう」みたいなことはあまりやらないような気がします。70Km/hにした後で、万が一事故が起こると、ルールを変更した側が責任を問われそうというのもありますが、なにより、その気になれば、いつでも誰でも「速度違反」の疑いで検挙することができる便利な状況を作っているともいえます。逆に、例えば急病の家族を病院に連れて行くために急いでいた、という場合などの「お目こぼし」も(厳格に運用していた場合に比べ)比較的容易です。
分かりやすく制限速度の例で言いましたが、学校や会社のルールでもこれと似たようなケースが時々見受けられるような気がします。ルールよりも指導者・経営者側の判断力が試されるわけで、トップが優れている場合は、これはこれで良い仕組み(運用)なのかもしれません。ただ、常に優れた人間だけが上に立つとは限らない、という留意は必要です。