とある組織のメンバー(10名程度と仮定しましょう)がそれぞれ使えるメールアドレスが欲しい。
これくらいだったら「みんなそれぞれGmailアカウントを」だったら0円だし、もう少し格好をつけるなら「Google Workspace」で1人あたり月6ドル、合計で月額7~8000円くらいの予算感です。ところが一部の世界では、「海外の企業ではメールのセキュリティに懸念があるためデータセンタにオンプレミスのサーバを用意して、OSも万が一のサポートがないと困るから有償で…さらにウィルス対策のための監視ソフトを入れて…」と話を膨らませて、初期費用が数百万、運用も月10万~みたいな規模感に簡単になっちゃいます。要は、色んなリスク要因をどこまで膨らませて書けるかという作文コンテストみたいな世界です(もちろん、それくらいの秘匿性が要求される国家プロジェクトみたいなのもあるかもしれませんが)。