仕事柄なのか自分の性格のせいもあるのか、よく精神的な病を持っている方に出会います。(ただの個人的な持論ですが)うつ病なんかは、風邪みたいなもので、かかってしまったら一旦しっかり休んで、脳が動き出すのを待っていたら治ります。問題は、正しく「休む」方法を知らない人が多い点にあるんじゃないかと思っています。風邪で高熱が出ちゃってる人に、鍛錬が足りん!とかいってジョギングさせようとするアホなことがまかりとおっているケースが多くありそうな気がします。本人も、一時的に落ち込んでいるのを永遠に続くと勘違いしちゃうことだってありそう。風邪とかインフルエンザみたいに、正しい対処法を知ってさえいれば、どうにかなる病気です。
統合失調症も、世界の見え方が、他の人とちょっと違うだけで、違うなら違うなりに社会との折り合いをどこでつけていけば良いかさえ学べば、なんとかなるはず。双極性の人もそう。気分の浮き沈みが普通の人よりも大きいことを逆に活用して、大成する人もいるはず。
もちろん、当事者から見たら「そんな甘いもんじゃないわ!」ってお叱りもあるでしょうけれど、でも、しかし、そこに希望を見出して、とりあえず生きてみるしかないんじゃないでしょうか。