(Ruby on Railsやそれを構成するライブラリに)次々に不具合が見つかったり、「使いにくい」「古い」と声が上がるということは、取りも直さず「使われている(少なくとも検討されている)」ことの証拠です。Railsが苦手とすることが、自分がこれから作ろうとするものの致命的な妨げにならなければ採用すればよいし、相性が悪そうであれば見送れば良い、それだけの話かなと認識しています。

ただ(個人的な願望です)、6系になってからyarnが必須になったのが、やはり、どうしても馴染めません。UbuntuやRaspberryPiOSの標準パッケージにRubyを入れて、gem install railsで開発を始めるためのハードルがまた一つ上がってしまった感があります。scaffoldでサクッと作ったCRUDと隠し味程度のJavaScript(jQuery)で、リレーショナルデータベースのインタフェースが作れたら良いんです、というような要件の場合には準備が大げさになり過ぎるきらいがあります。

ReactやVueなどJavaScriptフロントエンドのパワフルさは何となく感じ取ることが出来るようになってきましたが、まだまだここまで必要ないシンプルなアプリも需要があると思っています。

そんな感じで、弊社では引き続きRailsを積極的に採用しています。セミナーの依頼とかも頂いているので、そういうことを聞かれた時のために、今の認識を記しておきました。こういった認識は当然、徐々に変わっています。創業当時から使い続けている技術もあれば、もうあっという間に使われなく(使えなく)なってしまった技術もあります。その時々の判断軸を残しておくと、あとから振り返って将来の判断の参考に使えます。

21.1.23 追記

--minimalという便利なオプションがありますね! ActionMailerも外されてしまうようなので、幾つか後付けで足さないといけなさそうですが、必要なものだけ足すスタイルの方が好みなので、これは役に立ちそうです。リンク先のディスカッションで、.railsrcを使ったデフォルト設定の方法なんかも紹介されています。